日産関連企業について

実は現在の新車販売台数世界一はVWでもトヨタでも無くルノー日産三菱アライアンスであり、絶好調だったはずなんですが、内部では不祥事が連発してますね。

日産自動車はご存知の通り、フランスのルノーが過半数近い４４％の株を持つ、子会社に限りなく近い関連会社です。Wikipediaによると以下のように記されています。

継続的な販売不振により、2兆円あまりの有利子債務を抱え倒産寸前の経営状態となった1999年3月に、フランスの自動車メーカーのルノーと資本提携を結び、同社の傘下に入り更生を図る事となった。提携内容は、ルノーが6430億円を出資し、日産自動車の株式36.8%、および日産ディーゼル工業の株式22.5%を取得するとともに、日産自動車の欧州における販売金融会社も取得すると言うものだった。

2016年10月20日に日産が2,370億円で三菱自動車工業の発行済み株式の34%を取得し筆頭株主となり、ルノー・日産アライアンスに加わったことを発表した。2017年9月15日に発表した新6ヶ年計画では三菱を含めてさらにアライアンスを強化し、アライアンス全体のパワートレインの共通化を従来の1/3から3/4に拡大するとしている

また、ゴーンさんの給料は有価証券報告書に記載する事項であるため、監査や取締役会がノータッチということはありえません。にも関わらずゴーンさん一人が問題を起こし、会社が被害者であるかのように振る舞い、またこうした事情は百も承知であるはずのマスコミもこのシナリオに乗っています。かなり気持ちが悪い構図です。

ゴーンさんが2017年３月にCEOをやめた後に検査偽装が明るみに出だし、さらに今回の流れなので副社長以下が結託してゴーンさん一人を追放するためのクーデターを行った、という形にされていますが、内部の人間だけがやるには勇気がありすぎる行動であり、株クラスタではルノー・日産・三菱アライアンス内での企業内紛であるし、さらに政府あるいは他の外部からの働き方があったことは間違いないだろうとされています。「不祥事による株価下落は買い」「年間配当が５％ラインは株価下落のエアバッグ」とされる株クラにおいても買いを手控える動きになっています。

かなり大きな組織問題であり、関連企業のどこまで影響があるのか不明ですね。

と、まぁ……こんなニュースみたらわかることをブログでいちいち書いてても意味がないので、日産関連企業について整理しておこうかな、と。

日産以外

会社四季報　業界地図のページより

（１）圧倒的に強いのがトヨタ系

とはいえ、DENSOですら世界二位で、ボッシュとコンチネンタル、ZFなどがほぼ同規模。

（２）ホンダ系も強い

（３）しかしこの分野では独立系の活躍が目立つ

日本の上場企業だけでもこれだけの数が自動車に関わってる。そう考えたら本当に凄いよね。