今でも人生で一番のゲームだという人が多い作品なだけあって、実際今プレイしてもめちゃくちゃ面白かった。
ランスに出会う前にこのゲームやってたらたぶん延々と繰り返し何回もプレイしていたのは確実でしょう。
むしろなぜ当時プレイしなかったのか悔しくて仕方ない。
でも、いろんな作品をプレイしたあとでこの作品を今更になってプレイしたことで今まで自分が触れてきた作品の要素の数々がこの作品の中にあるのを感じて胸が熱くなりました。
正直一回プレイしただけではよくわからないところが多かったんだけど、
この動画がめっちゃ面白かったので、プレイしたことある人はぜひ見て。
Wikiなどの情報からすると正確ではないところもあるけど、ものすごくわかりやすいです。とにかくいらすとや万能すぎる
以下この動画で使われたスライド引用しつつざっくり感想。 しょおー!
フェイとエリィはお互いに抱えてるものが重たすぎてそれを解決するだけで精いっぱいだった印象
まず波動存在&デウスシステム(カドモニ・ゾハル・デウスシステム)の設定がわかりにくかったけど、よくこんなの考えたなぁと。
この結果発生した「接触者アベル」と「対存在エレハイム」というミクロなレベルでの輪廻転生が続く一方で、
ミァンは「デウス」復活のための部品として何度も何度も人類リセマラを続けていた。
これは全然話のレベルが違うはずなのに、どちらも同じ目的で動いているというのが面白い。
グラーフやシェバトなど、世界の秘密に気づいた人間が
デウスを倒したりミァンを亡ぼしたりしようとするものの、
人類は人類で仲間割れをしたりして、結局はすべてミァンの目論見通りに事が進んでしまう。
統合後のフェイはすごいけど、そんなフェイでも全く歯が立たないくらい世界設定がでかいよね。
ほとんど世界を掌握して400年以上戦い続けてたカレルレンの精神力がヤバイ
ストーリー的に見ると、実際のところ、フェイとエリィらは、ミァンの思い通りに動かされていただけと考えられる。
一方、真実に最も近いところで、ミァンと向き合いながら最後まで己を貫いたカレルレンがもう一人の主人公だろう。
シェバドの裏切りによって、ソフィアの死を目の当たりにしたカレルレンは、神の存在に絶望。する。
「信仰は、外に求めず、自らの内に」というソフィアの思想を捨て、「神がいないのならば、自らの手で創り出す」ことを目指すようになる。「ラジエルの樹」のデータから、デウス、高次存在を知ったカレルレンは、これこそが自分の追い求めている神であると確信し、デウス復活の研究を行っているソラリスへ昇った。以後、彼は自らのデウス復活研究を「プロジェクト・ノア」と名付け、
・カインの延命措置や
・ガゼル法院のデータ化
・M(マラーク)計画=人類部品化計画の推進
・ヒトに対するリミッター措置など、様々な計画、研究を400年以上推し進めてきた。
自らの計画が最終段階まで進んだと確信したカレルレンは、ゲーティアの小鍵の発動、天帝カインの殺害、さらにエリィを捕え、ついにデウスを復活させた。
https://www65.atwiki.jp/xenoausdruck/?cmd=word&word=%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%B3&type=&pageid=53
彼の最終目標は、高次存在へのすべてのヒトの合一であったが、フェイとエリィに人の可能性、愛を見出し、最期は一人、両翼の翼で波動存在とともに高次世界へと羽ばたいていった。
これほどまでにすがすがしい悪役はなかなかいないと思う。
「3×3EYES」のシヴァとよく似ているが、最後に主人公たちと戦うのではなくただ託して立ち去るという終わり方がすごい。
悪名高いソイレントシステムの運営やら人体実験を繰り返したりとまごうことなき極悪人ではあるが、
彼がひたすらに手を汚し続けるということがなければ、
「ナノマシン」によるデウス補完はなしえなかったため人類(スファラディー)はもっとえげつない形で部品化されて絶滅していただろうし、
ラストシーンでも少なくともエリィとフェイが結ばれることは絶対になかった。
そう思うと、「Baldr Sky」のノインツェーンってカレルレンへのオマージュに見えてくるなぁ。
ミァンさん極悪すぎるけど、ミァン視点からしたらそりゃそうするよね、と
ミァンのやってることって、みようによっては「ひぐらしのなく頃に」のベルンカステルだけど、
迷惑を省みない人類レベルのリセマラぶりがいっそすがすがしい。
とはいえ、ミァンからしたらオリジナル・エレハイムから母性だけは切り離されて
「デウス復活」という行為のためだけに行動するのを強いられてるわけだからやむを得ない。
エリィはエリィで、呪いのように接触者を縛り続けるわけで、
母性が全くないのも恐ろしいし、母性が強すぎてもグレード・マザーの呪いになる。
母とはいったい、、、、うごごご。
三次元世界で実体を持たない波動存在は、偶然その場に居合わせたアベルによって、
母親として定義づけられとことで、カドモニ内でオリジナルエレハイムとして、三次元世界で認識が可能な存在となった。一
方肉体はゾハルに閉じ込められた。
波動存在はもといた次元へ還るため、接触者であるアベルに力を与え、ゾハルの破壊を託すことになる
エリィのヒロイン属性の多さがすごい
すべての人類の母にして、永遠の恋人にしてフェイの中の人格にとっては娘でもあり
守るべき存在なのに、フェイを守るためにすぐ命かけちゃう呪い属性持ち。
本人もお嬢様だったり巨乳だったりメンヘラだったりと属性てんこ盛り。
途中で両親を目の前で殺されたりするあたり含めて闇が深すぎるでしょこの人……。
エリィやフェイのように「運命」やら「内なる存在」に引っ張られることの恐怖とか考えると
「3×3EYS」やら「EVE burst error」やら「久遠の絆」やら「Air」やら「僕の地球を守って」やらと大好物すぎるネタ。
最後の最後でエリィが「生きて」ではなく「 」って言葉を発するシーンほんと好き。
このシーンがカレルレンの心を動かしたのかもね。