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三沢文也著・「病まないメンタルの作り方」の感想のまとめ

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以下は目次です。詳細はnoteの方をご確認ください。

ファーストインプレッション

・まず私の感想は「コンセプトは良かった。実装はいまいちだった」

・実践が圧倒的に足りないので、様々な文献のエッセンスを抜き出せてすらいない劣化版になってしまっている

・「読んでほしい読者」にとって役に立つ本ならそれはそれで価値があると思うが・・・「自分だけでなく読者が読んでも役に立つレベル」をきちんと考えたのだろうか?

・前半は「古典の劣化版寄せ集め」、後半は「自分語りメインで可読性が低いいつもの青二才の文章」になってしまっている

・良いところもちゃんとあるけれど、細部がひどいのでちゃんと読もうとするとガチでキツイ・・・軽く読み飛ばすくらいが良い



前書きの感想

・無料で読める前書きの部分までは本当によく出来ている。この時点では面白いかもしれないと期待させてくれた

・この前書きで書こうとしているコンセプトは良かったと思う。

・前書きで三沢さんが書こうとしていた内容が本当に実装されていたら素直にいい本になっていたと思う

・そうはならなかった、そうはならなかったんだよロック・・・だからこの本はまえがきがピークなんだ。



1章の感想 初っ端から文章能力の低さや構成の下手さが際立っていて先行きが不安になる。

・自分が作った「アンタッチャブル」っていう言葉推しのせいで、1章で言いたいことがわからなくなってるの残念すぎる

・第1章で三沢さんが言おうとしていたこと=縁起の教えですよね。1章を最後まで読んでこれが分かる人多分ほとんどいないと思う

・「自分で言うのもなんですが、普段の私は理性的な存在です」 →ちょっと自己評価甘すぎません?

・自己効力感を身に着けよう →4章の内容をなんでここでやるの?ステップアップどうなったの?

・導入として全体像を示すという一番最初の章なのに、なんでもっと頑張って作り込まなかったのか小一時間問い詰めたい




2章 「反応しない練習」がびっくりするくらい実践できてないし、私の受け売りで水増ししまくってる

とにかくこの本で言ってることと実際に三沢さんがやってることが違いすぎる。机上の空論延べてないでちゃんと実践しましょう

・「アーアーキコエナイ」と「反応しない」の区分けを三沢さんがちゃんと理解できていない

・好きな野球チームが負けててもアンタッチャブルと唱える →できてないですよね?

・不信感のある他人のことは決めつけないで理解する →全然できてないですよね?

・課題の分離 →言うまでもなく三沢さんは全くできてませんね?

・「嫌われる勇気」の解釈が全然違っててこれ多分本読んでない・・・YouTubeでつまみ食いしましたか?

・正しさの話 → それが通じるのネット民のやりとりだけです。三沢さんはわからないかもしれないけどほとんどの人は三沢さんのようなヘビーなネット民じゃないんですよ?


3章 「自律神経を整える」の項で著者が「信用できない語り手」になってしまう

・内容がないよう(´;ω;`)

・ADHDのことも双極性障害であることも全く語ってないので、「これ現実の三沢文也さんの話じゃないよね」としか言いようがない

・三沢さんのマイナスがたった3章までの内容で終わってしまうことについて、あるいはなぜ三沢さんの話が普通の人に役に立たないのか



4章 「行動力のエンジン」は比較的マシ


・10年以上ブログやってて、「3点あります」っていってその3点を説明しないなんてことある?

・1つめはサルトル哲学の説明 これ読書が苦手な人とか心を病んでる人にする説明ですか?ちゃんと三沢さん自身がしっかり咀嚼して語ろう!

・心のマイナスから抜け出した直後の人にいきなり次にサルトルの話をするってマズローのピラミッドとか見たことないのかな?

・というわけでなんでサルトルの後に持ってきたのかわかりませんが、2つめの「自己効力感」についてはまともな話をしてると思います

・好奇心について →好奇心の重要性を訴える割に、満足するレベルが低すぎませんか・・・


5章 目標設定と達成法は全編を通してもっとも質が悪い章。ここだけは書き直したほうが良いと思う

普通の人が「目標設定と達成法」というタイトルから期待する内容を大幅に下回っていると思います。明らかに「目標設定をしてその通りに達成した」という経験がない人が書いてます。
このあたり三沢さんの成功体験の乏しさが感じられて読んでてちょっとつらくなりました。

・さり気なく推しの子ネタいれててちょっとクスっとなった

・ちなみにこの章はまじでちょっと感性がなんというか・・・「個性的」すぎてまじで読者の人困惑すると思う

・三沢さんは「目的」と「目標」の区別をちゃんとつけられるようになってからこの章を書き直したほうが良いと思います。

・章の構成がひどい。あまりに整理されてなさすぎ。読者がどう読めばすんなり理解できるかちゃんと考えましょう

・目標設定と達成法のハズなのに、途中からインプット法の話になっていきます

・三沢さんの目標設定は三沢さんのような「ワナビー」専用であってニッチすぎるので、もう少し普遍的に役に立つ内容を書けるようになってください

・ダイエットの話 →なんか目標を達成したかのように書いてるけど目標達成してませんよね? 利根川じゃないんだからちゃんと期限設定しましょう

・ほんとにアルバイトしてたんですね・・・やはり生活苦・・・生活苦は三沢さんの逃げ癖すら解決する




6章 「良いコミュニケーション」という重要な箇所で私が教えた話そのまんま使われてて、ツンデレかな?って思った

・いちばん大事なところが嫌いな私の話の受け売りで本当にいいんですか?

・「バリュー・プロポジション」以降の説明で極端に可読性が落ちるのは、ここから三沢さんが自分で調べてきた話だからです

・ここに限らずだけど、三沢さんは「借り物の理論」を説明する時に説明能力の低さが目立つ

・「シン・営業力」の部分は私とSさんを批判することを目的とするあまり、三沢さんの読解力のなさと嘘つきぶりが露呈しすぎてて見苦しい

・私とSさんのことをのことを意識しすぎでしょ・・・多分私とSさん以外がここ読んでも「何いってんたここ」ってなるよ。私以外の読者のことを忘れてどうするんですか?



最終章・あとがきについて 我々の「実践」と三沢さんの「実践」が違いすぎる・・・

・この本のまとめ=目指したのは「どんなときにも希望を捨てないで突き進む自分を作り上げる本」だそうですが、本当にそういう本になりましたか?

・人に言う前に、お前がちゃんと実践してものにしましょう。 三沢さんがいっている「実践」は世の中の人からしたら全然「実践」じゃないです。

・三沢さんのレベルで独自用語や独自理論を作っても「四次元殺法コンビ」のセリフにしかならないので、ちゃんと守破離の「守」からはじめましょう




読み終わった後の総評 :現時点では完成度が低いですがまだ発展途上の本と認識しています。これから色んな人の意見を聞いてブラッシュアップしてください

<よかった点>
・コンセプトも良かったし全体構成も悪くなかった。
・「図解」を頑張ったところはとても評価してます。


<改善できそうな点>
・全体のコンセプトや章ごとのテーマという軸があるのに、その軸にそって文章を書けていないと思った。章ごとの内容を要約して音読してみることで話のつながりがスムーズに進むか確認してみると良くなりそう。

・まだ自分のものに出来ていない借り物の知識で語ってるところが多く、かつそれらの説明が冗長で不親切だった。いろんな内容をしっかり咀嚼して自分の言葉で語れるようになればよりわかりやすい文章がかけそう。

・嘘や記憶の捏造、誇張が含まれてるのはほんと良くないと思った。そうやってこれからも何も知らない他人や何よりも自分自身を騙しながら生きていくのかな・・・。「信頼できない語り手」になるのは不利だと思うから、正直になって信頼される書き手を目指してほしい。




以上を踏まえて増田への応答 :もう一度「反応しない練習」を読み直すところから始めてみては?

anond.hatelabo.jp

「1か所2か所ならともかく、本の内容が多岐にわたりすぎて、すべての内容を否定することは絶対にできない(できるもんならやってみろ)」

という内容になってます。

ぼくに10年ぐらい粘着したある人物や、悪い意味で言及した人物が読むことを想定して

「重箱の隅をつつくことぐらいなら言えるかもしれんよ?」

「でも、本の内容をちゃんと論破しようと思ったら、ぼくよりも幅広い知識と、オリジナリティの両面がある人じゃないと無理(そんなに能力があるならもうお前が電子書籍出せばいいし、俺の論破とかやる暇があったら、もうお前本書いて自分の人生変えたほうがよくね?)」

という内容になっとります。

もうこの部分だけで、三沢さんの思考の癖が出まくってますよね・・・

あのね、三沢さん。

あなたはネットがほぼ人生の全てだからわからないんだと思いますが、普通の人にとってネットでの勝ち負けなんか現実に比べたら本当にどうでもいいことなんですよ・・・。

私は気に入らない人のいうことでも全部は否定しませんし、別に論破しても私の得になりません。


あとね、三沢さん。

本の内容をちゃんと論破しようと思ったら、ぼくよりも幅広い知識と、オリジナリティの両面がある人じゃないと無理

あなたより幅広い知識とオリジナリティって、めちゃくちゃハードル低いですよ。

あなたはあなたが思ってるより知識がありません。

そして、あなたにはオリジナリティというか「癖」はあるかもしれないけれどその「癖」は他人にとってあまり価値がないんですよ。

三沢さんはオリジナリティがあるからみんなに愛されてるんだと思ってたみたいだけど

みんなそこはあんまり評価して無くて・・・別のいいところがあったから相手してたんですよ。

「バリュー・プロポジション」とか学んだんであれば自分の願望じゃなくて、他人から見た時の自分の良さを、落ち着いて考えてみてほしいです。




それにしても・・・

こういうことを書くこと自体、相変わらず勝ち負けにこだわっていて「反応しない練習」の内容をまったく理解・実践出来ていないことが丸わかりですね。





私はもともと良いところは良いというし、悪いところは悪いと言うようにしています。

一方あなたは根幹部分を批判されても「重箱の隅つつきだ」としか受け取れないような人間でないと信じています

いつかあなたが、ネットでの勝ち負けなどという小さなところにこだわらず、もっと意味のある目的に向かって努力できる日がくることをお祈り申し上げます。

togetter.com
yonoco.hatenablog.com


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