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Channel: 頭の上にミカンをのせる
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「バンデット~偽伝太平記~」3巻 「舐められたら殺す」の元ネタは足利尊氏の父親ですが、どうせなら「納得させるという発想そのものが軟弱」まで覚えておきたい

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blog.tinect.jp
いやそれなんて足利貞氏だよ。

「舐められたら殺す」だけじゃなくて
「納得させるという発想そのものが軟弱」までそのまんまやんけ。


つまり雨宮紫苑がこれみよがしにアピールしている旦那さまというのは室町武士だった?


・・・というわけで、「貞氏殿運外の事」の回簡単に紹介しておきますね。



あまりにも有名なシーンだけど、これが足利尊氏の父親だとわかってる人多分1割もいないのでは・・・

不作で年貢の減免を訴えた地侍を捕らえた貞氏。

地侍は
「我々は食うに困った民の窮状を鑑み、それを代弁しただけのこと。
 民草を思い、民草を守る。それこそが侍の…武士の本懐では在りませぬか」

と訴える。

これに対して足利貞氏は「お前らは天下の足利を舐め腐っておる」とブチギレ。


なぜかというと、捕らえられた地侍たちは、実はフトコロに余裕があったから。

「お前らの懐にはあるんだよ。出せるものが。
 足利舐めんじゃねえぞお!
 この3名を引き立てて首を斬れクビを村に晒せば年貢も集まるだろう!」

逆に言うと、舐めてなかった人はちゃんと遇している。


本当に舐めてるかどうかが判断基準なんですね。


ちなみに、侍を舐めてたら帝も殺す。
記事冒頭のコマですね。

帝は公家と謀って二流三流の御家人を使い幕府を倒そうとしくさった。
これは北条だけではない。我らすべての武士を、侍を舐めておる。
だから帝も殺す!

貞氏は後醍醐天皇の倒幕計画が発覚し、日野俊基・文覚・円観ら捕えられた「元弘の変」の直後に病死している。
実際にはどういう人物なのかよくわかってない。


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