先の記事に書いたとおり、私は何人もの人が、hagexさんについて記事を書き、ホッテントリを埋め尽くした光景について、最初は気持ち悪いなという感想を抱いていた。
増田のように、hagexさんの行為を美化しているとかそういうことじゃなく、批判している人も含めて、こんなにはてなのホッテントリがひとつの話題で埋め尽くされたのは東日本大震災のとき以来ではないかと思う。
コレを見て「あまりにもはてなは村過ぎる」と思った。良いか悪いかではなくて、はてなブックマークを通して見る世界は偏りすぎている、と。
もともと外側からはサヨクの巣窟だの、内輪感が指摘されてるコミュニティであるのはわかっていたが、それにしてもやりすぎではないかと。
しかし、この記事読んで感想が変わった。
書いた人の不誠実な性格を読み取らざるを得ないダメな記事だと思った。セカンドレイプとかそう言う話ではない。それ以前の問題だ。とにかく雑だ。手つきがひどい。
ちなみに私は亡くなられたとはいえhagexについて批判的な姿勢をとることは問題がないと考えている立場だ。実際あの人は聖人からはかけ離れた人だろうし、本人もそんな扱いは望んでいなかった。ゲスキャラとしてセルフブランディングしてたしね。
<閑話休題>
あと、私は今のはてなブックマークが好きじゃない。明らかにはてなスターの組織票で特定の意見を目立たせようとする弊害が目立ちすぎておりいい加減運営はなんか対策しろと思っているし、このブログでも何回か文句を書いている。 なので、hagexとこの「駄目な仕様の」はてなブックマークの組み合わせは強力すぎてちょっと問題があると思っていたクチだ。
ちなみに、私はhagexのまとめそれ自体を「いじめ」と表現するのは適切とは思わない。なぜなら常にhagexのまとめには常にhagexを批判するコメントも上位に上がってきていたからだ。低能先生だけが反対していたわけではないしそれがちゃんと可視化されていた。はてなはこの件に限らず偏りすぎたらそれを補正する発言も必ず出るのが良いところだと思っている。ただしその長所が、最近のはてなスター勢によって台無しにされようとしていると感じていた。特に政治系やポリコレ系の話題は偏りがあまりにもひどすぎてブコメ欄は既に読む気がしなくなっていた。もういい加減、はてなブックマークへのはてなスターは弊害が大きくなりすぎているので制御できないなら廃止すべきであると私は思ってる。
<終わり>
ただし、今いまこの状況で、加害者の心情を優先し、わかりやすいストーリーでhagexを落す発言をするなら相応の根拠と覚悟がいる。この人にはそうしたものをなにも感じなかった。私は倫理的な問題はおいておいてもこの記事はただの雑なポジショントーク、つまり糞だと断言する。
上の記事を見てると、まるでゴブリンスレイヤー一話でゴブリンを舐めてろくな情報収集も対策もせずダンジョンに潜った冒険者を思い出す。(この例えだとはてなはゴブリンの巣窟だがw)「雑に殴って良い存在」としてはてなやこの事件を見ているということだ。その見下しこそが一番腹立たしいのである。
なるほどなあ。
こう言う存在によって間違ったイメージで事件やhagexさんが消費されることをみんな防ぎたかったのかもしれない。こう言う存在がやって来るまえに、擁護する人も批判する人もみんなで防波堤を作っていたのだ。
外側から見たら村に見えることを覚悟で、確かなことや、近い立場のもののリアルな気持ちを残しておくことで、俺たちの記述を無視してイイカゲンナ取り上げかたをするなよ、と守ろうとしていたのだ。
たくさんの記述があるなかでそれを無視して雑なまとめを作った上の人がバカにしか見えないのは、ひとえにそう言う人たちが丁寧に記事を書いていたことが大きい。
そんな風に考えるようになった。
ネットのペルソナとしてのotsuneをイジる事については自分の事なのでどうでも良いですが。
— ǝunsʇo ıɯnɟɐsɐɯ (@otsune) 2018年6月26日
死者の尊厳を、筋も根拠も無くイジるはてなブックマークコメントに関しては決して看過出来ません。
人間としての最低限のデリカシーも無いのであれば、彼の名誉回復のために動きます。
実際にいい加減な人間が功名心を焦っていい加減な記事を書いてきたいまではこの発言の重みも違って感じられる。
hagexさん擁護の勢いが強すぎて反発する人たちが出てきているのを見ると、はてな村内部では行きすぎだと思わなくもないが、
そとの無理解で野次馬な人間の視線の存在を知るにいたり、なるほどなあとひとり納得した。
それだけの記事です。