「マザーグール」を最新刊及び最新話まで読んだ
あっこれ・・・私が「鬼滅の刃」で見たかった展開をやってくれてるんじゃないか・・・って勝手に嬉しくなってしまった。
あくまで私の妄想なんだけれど、私の中では鬼滅の刃は「マザーグール」同じことをやりたかったのではないかと勝手に思い始めている
そうでなければ「世界で一番やさしい鬼退治」というキャッチコピーはただの嘘になってしまうよね、とか私が勝手に思っている。
私は鬼滅の刃、すごくすごくものすごく面白かったけど、それでも終わり方が物足りなかった
鬼舞辻無惨の終わらせ方については「なんだそれ・・・」としか思わなかった。
これについて「生かしておいてはいけない存在だ」(ズバー!)って。 読んでる時、「え、炭治郎的にそれで良いんだ・・・」って思ってしまった。
彼は結局何一つ反省することがなかった。
もちろん鬼滅の刃は文句なしに超面白い作品だった。
確かに理不尽なくらいに強かったし、そういう敵との戦いを描いたというだけですごくすごく面白かった。
特に、無惨戦より、黒死牟戦が自分の中で最高だと思っていて、あのバトルは毎週リアルタイムで読んでてワクワクが止まらなかった。
ただ、そういうバトル面での面白さではもう本当に心の底から満足しているのだけれど
それでも、自然現象みたいなやつをよってたかってボコボコにしてギリギリで勝ってただ滅ぼすだけの作品で終わってしまったのがなんかすごく残念だった。
「永遠の意味を知らぬ君に、答えを示す時」があってほしかった。
少なくとも私にはわからんかった。まさかお館様の語りだけで答えを示したとか?
そんなもんお館様の自己満足にすぎないだろうが。それを無惨にわからせろや・・・。
もちろん鬼滅の終わらせ方については「だからこそ良いんじゃないか」とか「純粋悪だから心置きなくボコボコに出来て気持ちよかった」という意見があるのもわかってる。
そして、そういう人たちの意見が間違いでないことも知ってる。
だって、猗窩座とか黒死牟にすらきちんとエピソードを用意してたんだから、作者にそのつもりがあれば最初から無惨にだってエピソードを用意できたはずだ。
それをあえてやらなかった以上、最初から「無惨には何も残さない、何も語るべきエピソードを与えない」というのは最初から決定していたはずだし。
だから、むしろ私のほうが間違ってるのだ。
でも、私個人としては序盤でアレだけ「慈悲」みたいなのを強調しておいて、終盤がああいう終わり方だったことについては普通に不満を感じた。
最後には禰豆子がもっと重要な意味を持つと勝手に期待していた・・・
多分私は勝手に禰豆子がこの作品を終わらせる切り札的な存在になると期待してたのだ。
バトル要素的な意味しか持ってなかったことがあんまり納得いってないのだ。
そのせいで最終回は勝手に期待していたものがスカされて、「???」としか思わなかった。
少なくとも、終わった後に残る余韻みたいなものはあんまりなくて、特にこの作品のことは急にどうでも良くなってしまった。
正直、読者の人は私が何を言ってるのか全然わからんと思う(笑)
わたしにもよくわからん。
ただ、私は「鬼滅の刃を読んでる時、こういうものが読みたかったのだ。」
というものを、数年後になってこのマザーグールで見ることが出来て、とても嬉しい・・・

この作品を読んで、初めて鬼滅の刃の最終話の意味がちょっとわかったかも知れない。
私今日の今日まで、鬼滅の刃の最終話、まじで意味がわからなくて「???」としか思ってなかったんだよね。
それが言いたかっただけです。電波ゆんゆんで済まない。
具体的にどういうことかというのを話し始めたら長くなるし、作者の人にも迷惑だと思うので
妄想はこのくらいにしておきます。