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「関心領域」を見てから他の人の映画感想を眺めてみた ⇒ あらためて映画の感想や評論の世界ってすごいんだなって思った

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関心領域

関心領域

  • クリスティアン・フリーデル
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私は1年間に10本くらいしか映画見ない人だし

映画については今まであんまり感想を述べてこなかった。

頑張って試してみたんだけど、アニメやマンガと違って慣れてないから書き方がぜんぜんわからんというね。

で、その後で他の人の感想とか見に行ったら人気のある記事とかは本当にすごい。

「あーこういうところまで見てるのか」とか
「こういう文脈まで押さえているのか」とか
「なんか出演者や監督などの話もすっごい詳しいな」とか

その人の積み重ねてきたものがわかるような内容になっている。


最初に映画を見るだけなら必要のないものも多いし
やっぱり最初は素直に自分の感覚で楽しみたいのだけれど

映画を見た後に他の人の感想を見ると、ただただ凄いなーって思う。



はてなブログで見かける
マンガやアニメの感想だとあんまりこういうことを感じることがないので結構新鮮だった。
アニメの感想って、ひたすらに視聴者のお気持ちが前に出やすくて
あんまり情報の整理とか「なにが描かれていたか」みたいな分析とかそんなに重視されてない気がするんだよね。

改めてアニメってかなり気軽に楽しめるエンタメなのだなって思った。

私は今までアニメとかマンガばかり見ていて
あんまり文脈とか知識とか考えずにその場のノリで楽しむという消費の仕方しかしてなかったので
鑑賞するということの経験や知識を積み重ねっていってる人は凄いなーって思った。




どっちがいいとかどっちが悪いという話じゃなくてタイプが違うんだなって思ったというだけです。





実例がないと伝わりにくいかもしれないから一応。
私は何も考えてないから見たものについて感想述べてるだけなんだけれど
note.com


たとえば下の記事とかだとやっぱり自分にはない解釈とか周辺知識を活かした分析が行われている。
note.com

こういうことは考えもしなかった。

本作を見ながら思い出したのは『この世界の片隅に』(2016)だ。主人公ずずさんの夫は軍人ではなく軍属、義父は広海軍工廠の技師で、直接人殺しに関わるわけではないし、それほど豊かな生活を送っているわけでもないが、すずさんの「関心領域」が概ね自身が暮らす北條家の周辺に限られ、近くにも住んでいたはずの朝鮮半島出身者たちには及んでいなかった(知識がなかったわけではなかろう)と自覚するさまが作中でも描かれている。

これは一朝一夕では無理だなって思うから
ちまちま見ながらこういうノリも理解できるようになりたいなと思います、というだけの記事でした。


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