I will post this chart maybe only once. Then you make up your own mind
— Peter Brandt (@PeterLBrandt) 2025年4月8日
1929 top - 25 yrs until meaningful new highs
1966 top - 17 yrs (ditto)
2000 top - 13 yrs (ditto)
2024 top - why not maybe 7 or so yrs (ditto)?
Got a better narrative?? pic.twitter.com/ztUuabyn5p
SP500はこれだけ調整してもいまだPBR4.3倍!というツイートが話題に
以前なら袋叩きに遭うので言えませんでしたが、投資のリスクについてです。
— のあ@高配当株好き (@Investor_anoyr) 2025年4月18日
S&P500のPBRってこれだけ下落しても4.3倍もあるんです。… https://t.co/bIBVewv1ccpic.twitter.com/gKmaSA12xp
S&P500のPBRってこれだけ下落しても4.3倍もあるんです。PERは21倍。PER的にはそこまで高くないように見えますが、PBRが異常に高いんです。これは内部留保を貯めずに、自己資本比率を下げて純利益を増やした結果です。この点は日本企業と逆。
つまりBPSを削ってEPSに変換してるだけの”財務レバレッジを利かせてる”ってことだから、米国株の財務基盤はめちゃめちゃ脆いんです。キャッシュフローがプラスだから、借金して配当払ってるところもあるくらいです。今後債券の利払いや利下げ余地の少なさが原因で暴落を止められなくなることがあるかもしれません。私は来年から米国株にバブルが来ると思っていますが、そのバブルの後は不況に耐えられない財務基盤が仇になると見ています。
で、「SP500はまだ下がるかもしれない→オルカンは大丈夫なのか」を心配している人がいるようなので、ちょっとオルカンの話をしておきましょう。
初心者でもわかるオルカン
1.オルカンって、そもそも何?
まず、オルカンは「世界中の会社の株の詰め合わせパック」だと考えてみてください。日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、たくさんの国の、たくさんの有名企業や成長企業の株(株式)がちょっとずつ入っています。
2.オルカンの値段(基準価額)はどうやって決まるの?
この「詰め合わせパック」の値段は、単純に中に入っている株の価値の合計で決まります。値段が変わる主な理由は2つあります。
理由①:中身の株そのものの値段が変わる
パックに入っている各企業の株価は、その会社の業績(儲かっているか)、景気の良し悪し、新しい技術やサービスの人気など、いろいろな理由で日々上がったり下がったりします。たくさんの会社の株価が全体的に上がれば、パック全体の値段も上がります。逆に下がれば、パックの値段も下がります。これはイメージしやすいですよね。
理由②:為替レートが変わる
ここが少しややこしいですが、重要です。オルカンに入っている海外の会社の株は、その国の通貨(アメリカなら米ドル、ヨーロッパならユーロなど)で取引されています。でも、私たちが日本でオルカンを買うときは「円」で買いますよね。だから、海外の株の価値を日本円に換算し直す必要があります。この「円への換算」に使うのが為替レート(通貨の交換比率)です。
3.為替レートとオルカンの値段の関係
オルカンの「詰め合わせパック」の中身を見ると、実はアメリカの会社の株が一番多く入っています(だいたい6割くらい)。アメリカの株は当然「米ドル」で取引されています。
そのため、「米ドル」と「日本円」の為替レート(ドル円レート)が、オルカンの円建ての値段に大きな影響を与えます。
ちょっと詳しいオルカンの説明
オルカン(全世界株式インデックスファンド)は、実は特定の「株価指数」という設計図(レシピ)に基づいて作られています。
1.MSCI ACWI (All Country World Index)
・世界中の先進国(アメリカ、日本、ドイツなど約23カ国)と新興国(中国、インド、ブラジルなど約24カ国)、合計約50カ国の株式市場を対象にしています。
・各国の市場の中から、主に大型株と中型株(比較的規模の大きな会社)を選んで構成されています。
・含まれる銘柄数は、約2,900銘柄です(時期によって変動します)。
銘柄の選び方と割合:
・時価総額加重平均という方法で、各企業の株をどのくらいの割合で指数に入れるかを決めています。
・時価総額とは、「株価 × 発行済み株式数」で計算される、その企業の市場での評価額(≒企業の値段)のことです。
・つまり、市場で高く評価されている(時価総額が大きい)企業の株ほど、指数に占める割合(組入比率)が高くなります。例えば、アップルやマイクロソフトのような巨大企業の割合は高く、比較的小さな企業の割合は低くなります。
※正確には、市場で実際に流通している可能性のある株(浮動株)を考慮した「浮動株調整後時価総額」に基づいています。
2.FTSE Global All Cap Index
・こちらもMSCI ACWIと同様に、世界中の先進国と新興国(約50カ国)の株式市場を対象にしています。
・MSCI ACWIとの大きな違いは、大型株・中型株に加えて、小型株(比較的規模の小さな会社)まで含んでいる点です。
・そのため、含まれる銘柄数は非常に多く、約9,000銘柄以上になります(時期によって変動します)。
銘柄の選び方と割合:
・こちらもMSCI ACWIと同じく、時価総額加重平均(浮動株調整後)で組入比率が決まります。時価総額が大きい企業の割合が高くなります。
・特徴: 小型株まで含むため、MSCI ACWIよりもさらに広範囲な世界の株式市場全体(市場の約98%をカバーすると言われる)の動きを表そうとしています。
つまり、オルカンという投資信託は、これらのMSCI ACWIやFTSE Global All Capといった「株価指数(設計図)」にできるだけ忠実に連動するように運用されています。
指数は市場の変化に合わせて定期的に見直されるため(通常、四半期や半期ごと)、オルカンの中身もそれに追随して変化し、常に世界の株式市場の縮図に近い状態を保とうとします。
このように、客観的で明確なルール(株価指数)に基づいて投資対象や比率が決まっている点が、インデックスファンドであるオルカンの大きな特徴です。
オルカンはアメリカ一点張りではなく「世界全体に分散している。世界全体として成長していれば伸びる」というが、実際はアメリカ6割(先進国84%)になっている
そもそも、アメリカがダメでも世界が成長すればというけれど、アメリカとか先進国が8割だったら残り2割が成長しても厳しいのでは?
もっというと、基本的にアメリカが死んでいる年は、世界全体の経済成長率も死んでいるんだが?
いうほどSP500とリスクが変わるわけではないのでは?
こっちがSP500 ETFの組入の上位10位
こっちがオルカン の組入の上位10位
全然変わらないじゃないですかヤダー!
「10割が6割になっただけ」「よりマシ」というだけで、結局はアメリカにベットしているのとそれほど変わらないじゃん!
「世界全体に分散しているからアメリカが死んでもオルカンは大丈夫」って言ってる人の気持は良くわからない。
どうせリスクがそんなに変わらないなら、過去の実績でリターンが大きいSP500に投資するべきでは?
・・・と思っていた時期が私にもありました。
というわけで、今度はオルカン批判してる側の意見についてチェックしてみます
ここ最近のSP500が実質「NASDAQの劣化版」みたいな状態になっていたため、結構SP500とオルカンではかなり違うなという印象になってきています。
ちなみにここから先の内容はもう世界中で何億回と議論されているであろう
「SP500とオルカン積立のどっちがいいの?」の話をなぞっているだけなのでこれ単体にカネを払う価値はないですよ。
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