もう女性は電車で男の後ろに立つなよ、と一瞬言いたくなった。もちろんそれが理不尽な言い分であることは了解している。
先ほど、女性がスマホをしながら後ろ向きに乗り込んできて、接触があったということで絡んできた。痴漢だと思ったのだろうか。
幸いにしてわたしは本日両手ともつり革を持っていた。私は普段から意識してそうしている。隣の人もすぐにフォローしてくれたのでことなきを得た。謝罪するどころかその後もずっとこっちを何回も振り返って睨んできてさすがに気分が悪くなった。かつて被害にあったことがあるのだろうとか想像して気分を落ち着かせようとはしたものの、やはり何もしていないのに敵意の目を向けられ続けるとさすがに腹がたってしまう。腹が立っているから、ついついそこまで警戒するなら、なんで乗り込む時にスマホしながらちゃんと周りも確認せずに乗り込んできたんだと言いたい気持ちも出てきて、そういうことを考える自分はとても嫌なやつで、なんで朝からこんな嫌な気分にならねばならんのかとムカムカする。
やっぱりこういう時、頭では悪いのは満員電車と世にある痴漢だとわかっていても、現実では今私は今日の女性にむちゃくちゃムカついてるし、満員電車の中で女性がみんな地雷に見えて怖い、という気持ちの方が大きい。一緒の場に居たくない。電車の中は一切落ち着かない。