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Channel: 頭の上にミカンをのせる
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発達障害者でも頑張れば「就職」はできる。でも定着は自分一人では難しい。 なのでもっと専属ジョブコーチの活用が進んでくれ……

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anond.hatelabo.jp

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今からこの増田について厳しいことをいうが、増田側に反論がアレばコメントでもmondでもいいので送ってください。他の人の意見は特に求めてません。
mond.how

はっきりいうが、いくら長文であってもこの増田は創作の割合が高く、悪意が強いフェイクだと思っている。

もちろん厄介な社員に対してムカついたという経験は嘘じゃないのだろうが、AさんがADHDだと申告していたというのはほぼまちがいなく嘘だろう。

そうでないなら、増田の職場自体がクソすぎるし、そんな職場に問題点を感じてない時点で増田そのものの精神状態が不安になる。不都合なことをなんか隠してるだろう。



もちろん、AさんやBさんに何も問題がなかったというつもりはまったくない。
実際、すごく面倒くさい人間だったんだろうということは否定しない。
Aさんの厄介ぶりについては、下のBさんの記事で散々したくらいだから、他の人よりは想像できるつもりだ。
www.tyoshiki.com



私が言いたいのは、発達障害者の受け入れについて何の支援もなく受け入れられるわけがないので、増田もAさんも悪くないということだ。

そもそも、専属ジョブコーチなしで障害者が職場に定着できる確率は5割しかない。

www.mhlw.go.jp

3ヶ月後定着率は7割、1年定着率は50%を下回る。

障がい者雇用の離職率・定着率はどれくらい?職場定着のポイントを解説|お役立ち情報|障がい者雇用・就職支援の株式会社エスプールプラス

そんなもんである。  

そもそも、こんなもんちゃんとした教育を受けてない普通の人が受け入れられるわけがないのである。

それについて会社が手当も支援もなく受け入れの負担を社員に負わせていたのであれば、増田が本当に恨むべきなのは、会社だ。

増田はまずこの前提を間違えてる。本当にわからないのだろうか?



一定レベル以上の発達障害者が合わない仕事で一般就労すると発達障害者だけでなく受け入れ側も悲惨なことになる

www.tyoshiki.com

上のAさんのようなタイプは稀だ。ほとんどのタイプはひたすら下手に出て卑屈に振る舞っている。

コレに対して、上の増田のように、まじめでまともな人ほど、障害者に対してめちゃくちゃ風当たりがきつい。




www.tyoshiki.com

上の増田は、マネジメントの不在による被害者かも知れないが加害性が強すぎる。

まぁ、私も自分が発達障害者であるがゆえに、他の発達障害者の世話を押し付けられて

同じようにキレそうになったことはあるから気持ちはすごくよく分かるのだが

ろくにAさんの特性について理解も勉強もしてる形跡が見られないのに「自分はAさんに対して優しかった」とか言っていて自己認識に相当問題があると感じる。

大勢の人が言ってる通り、どう考えてもASD寄りの特性が多い、増田本人も多少は理解してるようだが、それについて全く確認や診断といった対応が取られていない。

普通にどうなってんだよお前の職場って思う。

あと、フェイクのためとか言ってるが、発達障害者の行動に例えば話をつかうことの有害さがわからないのもどうかと思う。


健常者たちは、実際に何も悪いことはしてないのに足を引っ張られていると感じるのでひたすらAさんとかBさんタイプを憎む(オープン採用の場合は合理的配慮義務があり、これに違反してるが本人たちは知りもしない)


普通の人にとって「せっかくの仕事場の空気を悪くするやつ」というのは大罪だからだ。


これは受け入れ側の人間ではどうしようもないので。障害者側で伝えるしかない。

ただし、ほとんど場合は障害者はそもそも病識をちゃんと持ってないので、上司などが対応を検討する。

増田は本人ADHDと申告していたのであれば、
まともな企業であれば社員が問題点を上司に報告した時に担当医と連携をしたり産業医によるヒアリングを行ったはずだ。

増田の文章にはそういう記述が全くなかった。それがなかったのであれ増田の会社のマネジメントそのものに問題があるか
「増田はそのAさんと直接関わっていなかった」人間であり、伝聞で面白おかしく盛っていると考えられる。


自分で伝えないと大抵の場合、すべての仕事を取り上げられて雑用係にされる。これはしょうがないと思う

だいたいこのあたりで適応障害と診断される。少なくとも一度は産業医との面談を行うか、少なくとも心療内科への通院を促すことになる。
少なくとも私のつとめていた会社ではそういう仕組みになっていた。

https://www.nivr.jeed.go.jp/research/report/houkoku/absstu0000000kss-att/houkoku176.pdf




色々書いたけどここまでの時点では「嫌な…事件だったね」という感じだ。

正直、Aさんが頑張ろうが、増田が頑張ろうが、最初から詰んでいる話だったと思っている。

だからこそ、「オープン採用」かつ「ジョブコーチ活用」への理解がもっと進んでほしいと思う。

残念ながら、現時点でこのあたりをわかりやすく解説してくれる本を私は知らない。

ご存知の人がいたらぜひ教えてほしいと思う。




とりあえず、引き続きShrink!8巻の内容を簡単に説明する。


なので適応障害になるくらいきついなら、オープン採用で働くしかない

ステップ1:心療内科・精神科医との面談

ステップ2:障害者就労支援A型事業に相談する


給与は低いが労基法が適用されるので、年金や保険にも加入できる。

低負荷の環境で半年~1年労働してから一般企業への就活を行う。

低負荷の仕事だが、それでも半分くらいこの時点で脱落する。

半年以上勤務して出勤率が8割以上あれば、一般企業に斡旋してもらうことができる。

そのくらい、遅刻無しでほぼ欠勤せず1年働き続けられるってのは
それだけでかなりすごいスキルだったりする。

ステップ3:ジョブコーチの支援を受ける

東京障害者職業センター



こちらで「ナビゲーションブック」を作成して、ジョブコーチの人と受け入れ担当の人で会話をしてもらう。

作業手順のチャートを事前に作成し、可能な作業を明確化して行う。



他にも言いたいことはあるけれど、ここでいいたいのは

「そういう対応を会社が全く取ってくれなかったのであれば、会社自体がクソ」ってことです。

この認識が広まらない限りは、本当に発達障害者差別はなくならないなと思う。


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