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「テートクの決断」3-3 「鉄底海峡」  ニューギニアの部隊は撤退することすら許されなかった

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www.youtube.com
ガダルカナル島の戦いをアメリカ側の目線から描いた戦争映画。


ガダルカナル島だけでなく、ソロモン諸島やニューギニアの兵士も悲惨な状況だった。

第三次ソロモン海戦の失敗で輸送船団が全滅してしまったため、いよいよ補給が完全に絶たれた。

その後4回にわたりドラム缶輸送なども行われたがほとんどうまく行かなかった。

空上輸送も試みられたが1回で打ち切りとなった。



ガダルカナル島の部隊は撤収作戦がうまくいったが、ニューギニアの部隊はラバウルを守るため撤退することができず、玉砕を繰り返すことになった

ja.wikipedia.org

「ジャップは死ぬまで抵抗をやめることなく、そのために我が軍は多くの損害を出しつつあり。いずれの側かが完全にゼロになるまでは勝負はつかぬ様相を呈せり」

ガ島と違い、同方面における戦闘の実情は陸軍の報道班員によっておおむね正確に報じられていた。

最前線における日本軍の苦境は日本国民にも広く伝わっていた

そのため、ニューギニア方面に派兵された兵士は生きて帰れないというのは国内でも知られていたらしい。

それでもしつこくポートモレスビー攻略を目指して戦力の追加投入が行われたが、こちらもガ島と同様に船が撃沈された。



人気の高い天龍はここで沈没。


取り残されたニューギニアの兵士たちの戦いはこの後も長い間続いていく…


中国戦線では勝ち続きだった日本軍だがビルマでは英軍相手に撤退を強いられていた



ここから巻き直しを図りたくても石油の備蓄はすでに半分になっていた(南方の石油の生産は順調だったが輸送できなかった)


www.my-adviser.jp


日本が300万トンの石油をなんとかしようとあがいている状況で、アメリカは1500万トンの石油を毎年生産できた。
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/_res/projects/default_project/_project_/pdf/0/652/200601_045a.pdf

※1トン ≒ 7.33バレル



東條英機がこのあたりでなにをやってたのかの描写が少ないので、これについては自分でちゃんと調べる必要がありそう・・・




さらなるダメ押しの一手として、ここてエセックス級空母が登場することになった

米空母は大まかにこういう分類になっている。

1:レキシントン級(レキシントンとサラトガが実装)
2:レンジャー級(実装されてるぽいけどまだ出てきてない)
3:ヨークタウン級(ホーネット、ヨークタウン、エンタープライズ)
4:エセックス級(イントレピッドのみ実装)

その他軽空母・護衛空母
1:インディペンデンス級(軽空母。ラングレーのみ実装)
2:カサブランカ級(護衛空母。ガンビア・ベイが実装済み)


エセックス級は舷側エレベーターを採用したため、ヨークタウン級に比べて搭載機数が大幅に増えた。
高速の移動力最大で100機を超える搭載能力を活かし、
さらに優れた対空システムが組み合わさってその後の日本海軍を航空戦で圧倒した。
日本海軍が特攻機なしで戦えなかったのもこのエセックス級の登場の影響が大きい。

日本軍の航空攻撃で大破した艦はあったものの、優れたダメージコントロール能力により、撃沈された艦はない。
ほぼ全艦何かしら被弾はしているが、CV-12ホーネットは18ヶ月間の作戦行動中、59回も攻撃されながらも一度も被弾していない。


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