蛸壺屋が描く艦これ10部作「テートクの決断」1 なぜ日本は負けるとわかっていて開戦を回避できなかったのか
前々から読みたいと思ってたんですが、とらのあなで半額セールでようやく全巻そろえられたので一気に読みました。作品の構成http://takotuboya.jp/teitoku/syuusei.html長編なので、ちゃんと作者が年表とかをまとめてくれています。「けいおん3部作」をご存知の方ならわかると思うけれど、本作品に救いはまったくない。艦これのキャラの可愛さを楽しむような作品ではなく、淡々と「負け戦...
View Article「テートクの決断」1.5 戦争開始時点の戦力状況と財政状況
TAS提督以外でアメリカに勝つのは無理・・・www.youtube.com意外にも、開戦時のみだけ見れば太平洋における日米海軍の戦力はそこまで差がなかった。日本は10年近くかけて海軍を強化し続けていた日本は1933年に国際連盟を脱退。1932年~1934年のジュネーブ軍縮会議も批准しなかった。30年頃から軍拡にもどりはじめ、33年頃には戦艦建造を加速し...
View Article「アンデッド・アンラック」7巻まで読んだ。 ルドラサウムが積極的に世界をいじってくるタイプのランス作品世界を感じる。めちゃくちゃ面白い。
お気に入り度★★★★(ここから更に面白くなりそうな気がする)おすすめ度 ★★★ (まだわからない。最後まで読んでから判断)アニメがやたらと出来が良かったのでマンガもちらほら読み始めている7巻まで読んだけれど、現時点では間違いなくすごい傑作だと思う。この作品が24巻まで出てるってマジ?...
View Article「テートクの決断」2-1 テートクの決断MIDWAY(前半)...
というわけで2巻です。太平洋戦争開始直後だけは、日本の戦い方は太平洋側に展開する各国をリードしていた。日本は空母を集中運用することによって大量の航空機部隊で戦艦を集中砲火する戦法をいち早く導入した。アメリカの空母は、この時点では太平洋側に3隻しか配備されておらず、日本は9隻の空母をもって一気に押し切ろうとした。肝心なのは制空権を得ることであり、制空権を維持できている間はアメリカ海軍との戦いを互角以上...
View Article「謝ったら負け」戦法が大失敗したサンウェルズを見ていて思ったこと
なぜネット民相手には「謝ったら負け」になるかというとネット民は事実や正誤にあまり関心がなくその場のノリや空気だけが大事だからだ。人を叩くのが大好きなやつらは基本的にバカと暇人が多い。ここでいうバカというのは知能の話ではない。「自分で物事の是非や善悪の判断をする能力も覚悟もないからその場の空気に阿る」人たちを指している。そのようなバカと暇人が多い空間では、下記のような現象が積み重なって「謝ったら負け」...
View Articleテートクの決断2-2 「MIDWAY」 米国との戦いに備えて10年近くかけて積み重ねてきた日本軍の努力がわずか6分で崩壊した「ミッドウェイの戦い」
ドゥーリットル空襲の続きから。www.nids.mod.go.jp戦争当時のNIDS防衛研究所戦史史料集。100冊にわたる書類がすべて無料で公開されているそうです日本は36年から頑張って国家財政が傾くレベルで海軍と航空機を拡張してきた。そしてそれらの軍備を用いて4ヶ月から5ヶ月の間コツコツと勝利を積み重ねていきアメリカ軍との戦いに備えたつもりだった。しかし、この数年にわたる血の滲むような努力も数ヶ月...
View Article「はたらく細胞」「テルマエ・ロマエ」などが77円~99円セール中
講談社と角川もセールやってるけどシケてたので紹介しません。ビームコミックスは対象作品は全巻99円セールです。タカノンノさんのマンガショートショートショートさん (ビームコミックス)作者:タカノンノKADOKAWAAmazon3巻すべて99円セール(全巻そろえても297円)テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)作者:ヤマザキ...
View Articleテートクの決断3-1 「鉄底海峡」 艦これの主人公吹雪はガダルカナル島の戦いの中で沈没。主人公は雪風に変わる。
今回はガダルカナル島の戦いを中心に。私は実は艦これちょっとだけやってたんですが、アイアンボトムサウンドのイベントが鬼畜すぎて無理だったのでそこで引退しました。ja.wikipedia.org鉄底海峡とは、アイアンボトム・サウンドを日本語に訳したもの。ガダルカナル島北側の海域で、第三次ソロモン海戦ほか多くの海戦による沈没船があまりに多いので、その残骸で海底が塗り固まったと言われたことからこの名がある。...
View Article「テートクの決断」3-2 「鉄底海峡」 ガダルカナル島からの撤退作戦。 太平洋戦争における最初で最後の戦艦どうしの砲撃戦が行われた。
今日はガダルカナル島からの撤退作戦を中心に。ガダルカナル島の悲惨な状況を把握した大本営はようやく本気で動き出すが、この時点ではまだ「ガダルカナル島奪還」路線が継続され、輸送作戦が行われた。(11月中旬)まずは輸送船団の突入作戦が立てられた。ja.wikipedia.orgまず夜戦となり、大混戦となったがここでは日米ともに痛み分けとなった。翌朝の戦闘では戦艦霧島と戦艦ワシントンの戦いになったが、霧島は...
View Article「テートクの決断」3-3 「鉄底海峡」 ニューギニアの部隊は撤退することすら許されなかった
www.youtube.comガダルカナル島の戦いをアメリカ側の目線から描いた戦争映画。ガダルカナル島だけでなく、ソロモン諸島やニューギニアの兵士も悲惨な状況だった。第三次ソロモン海戦の失敗で輸送船団が全滅してしまったため、いよいよ補給が完全に絶たれた。その後4回にわたりドラム缶輸送なども行われたがほとんどうまく行かなかった。空上輸送も試みられたが1回で打ち切りとなった。ガダルカナル島の部隊は撤収作...
View Article「テートクの決断」4-1 「ラバウル1943」 山本五十六は戦局を打開することなくあっさり戦死してしまう。この人は本当に名司令官だったのだろうか?
日本は戦況が不利な状況で、戦線が拡大しきっていた。絶頂期を過ぎた後のナポレオンのような状態になっていた。海戦は航空戦力が重要なのに、日本軍はその航空戦力の精鋭部隊を決戦前に消耗しきってしまった。まして、当初想定していた「艦隊決戦」などできる状態ではなかった。戦艦は石油消費量が多いため運用が困難になっており、艦隊どうしの勝負でも霧島がワシントンに完敗していた。もはや開戦前に日本海軍が予想していた「短期...
View Article「BanG Dream! Ave Mujica」...
「どうして味方になってくれないの!」「ムジカしか……わたくしにはもう、この世界しかないのに……!」bang-dream.comMyGO!の時点ですでに十分面白かったけど、まだアレは前座だったのか……。www.youtube.comみんなで「BanG Dream! Ave Mujica」を見ようかんたん『Ave...
View ArticleDDRのバー持ち姿勢……お前だったのか。私を腰痛から守ってくれていたのは……
12月に2週間DDRやらなかった結果めちゃくち腰が痛くなってしまったのだけれど久々にDDRをやりにいったら、翌日に腰痛がだいぶマシになった。これDDRのポーズがいいんじゃね?・・・って思って家でもこういうポーズをとるようにしたら、3日くらいで楽になってきた。というわけで、みんなDDRのクソダサポーズはいいぞ。みんなもバー持ちながら高難易度プレイしよう!www.youtube.comまぁDDRはやらな...
View Article最近投資を始めた三沢文也(元・青二才)さんが類稀なる才能を発揮している
なにがすごいかというと「ピンポイント」なんですよ。ちょうど空売りでドヤった瞬間に底をつける。FOMC要因で下がったところでこのツイートはすごい。アメリカSQ当日でここから上がるというタイミングで「ここから下がる!」と豪語。すごいピンポイントで底を当ててくる。(なお本人は売っている模様)典型的な「機関投資家に刈られる一般個人投資家」ど真ん中の感覚でツイートしてる。ここまでやることなすこと「ダニングクル...
View Article更新するネタが無いので今日もセール情報でお茶濁し・・・ 1/23まで小学館のマンガが51%ポイント還元セール中なのでサンデー作品が好きな人は要チェック!
仕事がつらすぎて全然ブログ更新できない・・・「テートクの決断」の続きはは2月入ってから更新再開します。「チ。」とか「葬送のフリーレン」とか「双亡亭壊すべし」当たりを紹介してもよいのだけれど個人的にはドロヘドロをオススメ。ドロヘドロ(1) (IKKI...
View Article三沢文也さんが「本を書け」と励ましてくださったので電子書籍を書きました。本日14:00から発売開始するのでよかったら読んでね
こちら本日14:00から販売開始となりますのでよろしくお願いします。DLチャンネルアフィリエイト攻略マニュアル: アフィリエイト初心者でもDLチャンネルだけで月10万円稼げる!作者:ゴールデンハニワAmazonKindle...
View Article「じゃあ代わって!」「舐めてんのかてめえ」が気になりすぎたので元ネタの「アイドルマスター シャイニーカラーズ 事務的光空記録」を読んでみた!...
togetter.comこのまとめ自体はどうでもいいんだけれど、「舐めてんのかてめえ」が気になったので読んでみた。サンデーうぇぶりで無料で読めます。あれ、シャニマス流行語大賞『舐めてんのかてめえ』でモブ子の詳細プロフィール発表&プロデュース決定じゃなかったの? pic.twitter.com/1021WJMn80— 咲宮鈴穂 (@sakimiyasuzuho)...
View Article「テートクの決断」4-2 「ラバウル1943」 今回はアメリカの本格侵攻前の話を描く前に「奇跡の作戦」と言われたキスカ島撤退作戦の紹介です
久々に「テートクの決断」を更新します。前回の記事でこのように書いてたのでwww.tyoshiki.comここまでの流れで拾いきれなかった・アッツ島の戦い(5月)・陸奥爆沈(6月)・キスカ島の戦い(7月末)あたりを拾った上で、4-3ではソロモン諸島の日本軍がどんどんやられていくというつらい展開を取り上げていきたいと思います。予定取り4-1と同時期に起きていた3つの戦いについて紹介します。※まぁなんとな...
View Article「テートクの決断」4-3 「ラバウル1943」 アメリカの本格侵攻開始。「カットホイール作戦」によって日本軍はどんどん追い込まれていく
◆1943年のアメリカ海軍の体制いよいよアメリカの「カットホイール作戦」が発動。あえてラバウルを占領せず、周辺を制圧して孤立させる戦略を取ったja.wikipedia.orgガ島のときもそうだったけど、「日本軍は直接追い詰めようとすると撤退しないかわりに、周囲を抑えておくと延々と自滅していく」のがバレてしまっている。まず上側の戦線は・・・戦闘ではなんとか引き分けているのに、戦力差によってじわじわと押...
View Article