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を見ながらいろいろ調べ物してメモしていく。
未だに日本は内需の国と思ってる人がいるけれど…
「経済のこと知らなくてもそんなわけ無いってことくらいはわかるでしょ・・・」と言いたくなる。
日本のGDP基本構造として
現在の日本のGDPは約560兆円規模。
その中で最大の構成要素は消費で約300兆円。次いで設備投資が続き、住宅投資は比較的小規模な割合となっている。
このグラフだけみると、それほど割合は大きく変わってないように見える。
しかし、輸出と輸入の規模を記入すると明らかに海外依存が高くなっているのがわかる
かつては輸出・輸入ともにGDPの約10%程度だったが現在ではその割合が約20%にまで上昇している。
国内経済が停滞を続けている中で、海外への依存度を高めているのは「先進国⇒発展途上国」への逆戻りといってよい
これは、国内経済(内需)の構成要素にはほとんど変化が見られず、その成長は緩やかなものにとどまっていることが原因。
経済発展の一般的なパターンとは逆行する現象が起きている。
通常、国の経済が発展している場合、国内経済が成長し、貿易の影響は相対的に小さくなるはずなのに日本ではその逆の現象が起きている。
日本は資源輸入国でもあるため、国内経済の実態がGDPでは判断できない。それよりも海外の事情で平気でブレるという自律性しか無い
そのせいで、輸出入の変動が大きくGDPに影響を与えるようになり、実際の国内経済の実態がGDPの数値に反映されにくくなっている
しかもこれを見ると輸出の増加しているように見える。
しかし数量ベースではほとんど変化がなく、金額の増加は主に為替変動の影響によるものがほとんど。
また、輸入の変動については、エネルギー価格の変動や国内消費の動向が大きく影響している。
おかげで、日本のGDPは為替と原油価格次第ということになってしまい、外部要因に左右される自律性があんまりない。
こんな国が先進国の顔をしていていいのか・・・。
今までは、政府支出を増やすことでごまかしてきた。アベノミクス以降は蛇口が閉まらなくなってしまった。
まぁこんな国だからこそ、原油価格が高くなったり為替が円安になったらその都度政府支出で埋めなければならなくなる。
そもそも殆どは社会保障給付費および医療関連支出であるから、景気が良いときでも減らせない。
ちなみにこれ、国の支出だけじゃ賄えないから地方政府も社会保障関連費を大幅に負担していることがわかる。
つまり、海外の状況が日本に逆風になるたびに政府の借金が大幅に増えてしまう。
それをずっと繰り返してしまい、もはや政府債務の対GDP比は先進国の中でもトップである。
ドーマー条件も満たせていないから今後も増えていく。
現状でもすでにもはや金利が上がったらいつ破綻してもおかしくない状態になっている。
そして今まさに金利が上昇していってる。
金利上昇分円安が止められれば差し引きになるが、金利が上昇してもなお円高にならないなら、インフレが収まらないなら……。やばいわよ!(キャルちゃん)
まぁそりゃ、この状況で減税とかできるわけ無いわな。むしろ国内経済が死なないギリギリのラインまで増税って話になってもおかしくはない。
※ちなみにヨーロッパの国も社会保障費は日本と同等に高いがその分消費税も高い。
これだけの社会保障関連費を国が負担していて、まだ消費税10%で踏ん張ってるのある意味すごいな。
カナダについては、連邦レベルでの消費税(Goods and Services Tax: GST)が5%ですが、州ごとに異なる州税(PSTやHST)が加わる
- 未だに日本は内需の国と思ってる人がいるけれど…
- 国内経済が停滞を続けている中で、海外への依存度を高めているのは「先進国⇒発展途上国」への逆戻りといってよい
- 日本は資源輸入国でもあるため、国内経済の実態がGDPでは判断できない。それよりも海外の事情で平気でブレるという自律性しか無い
- 今までは、政府支出を増やすことでごまかしてきた。アベノミクス以降は蛇口が閉まらなくなってしまった。
- ちなみにアメリカの国内消費70%だが、これは「ITサービス」の売上が輸出ではなく「国内消費」側に入るという要素も結構大きい
- また、アメリカのGDPの20%が政府支出だが、イーロン・マスクとトランプによって4~5%が削減されることになるはず。これがそのままアメリカの民間への支出に向けられるとすると……
- アメリカは社会保障給付と医療保険・医療補助の比率が日本の半分くらいですんでいるのも強い。