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「誰も表現を「やめて」なんて言ってない」という明らかな釣り狙いの記事について、文章を4つの生成AIにジャッジさせてみて「釣り」と認識できるか試してみた

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anond.hatelabo.jp

言ってない。表現を弾圧したい動機なんてないし、あまつさえ「やめて」なんて。

誤解があるみたいだけど、私たちが求めてるのは、表現規制じゃなく価値観のアップデートだから。

規制ルールという圧力なしに自発的に配慮してくれると嬉しい。

願わくば視聴者側と製作陣の両方のモラル感覚、何でよろこぶか、何が女らしさか、の価値観がアップデートされて。

これについて4つのAIに評価させてみました。

もちろん生成AIは指示にしたがうので、私の書いた文章を読み込ませても「詭弁をみつけて指摘しろ」といえばなんかひねり出してくるでしょう。

だから生成AIがいってるから正しいとは言いません。 反応の違いを比べてみたかっただけです。



ChatGPT

詭弁の指摘
「言ってない」「弾圧したい動機なんてない」という否定(藁人形論法・論点ずらし)
→ 表現を規制しようとする行為が問題視されているにもかかわらず、「私はそんなことは言っていない」と個人の主観的意図に論点をずらしている。

「価値観のアップデート」と「表現規制」を対立させる(二分法・定義のすり替え)
→ 「価値観のアップデート」という表現で「表現規制」とは違うものだと強調しているが、実際には価値観の変化を促す手段として特定の表現を排除しようとしているため、実質的に表現規制と変わらない。

「女性の表現を取り下げる要求をした人はほぼいない」とする(論点のすり替え・論証の負担転嫁)
→ 取り下げを直接求めた人がいるかどうかではなく、結果として特定の表現が撤去されていることが問題なのであり、「取り下げ要求があった証拠はない」ことをもって問題がないとは言えない。

「非実在型女性」という比喩(あいまいな表現・皮肉による矮小化)
→ 批判の対象となる行為を「実在しないもの」として揶揄することで、問題自体の存在をあいまいにしようとしている。

「災害後にアニメの内容が変わるように」→「圧力なしに配慮してくれると嬉しい」(スリッパリー・スロープ)
→ 災害時の対応は倫理的・社会的な配慮によるものであり、価値観のアップデートとは異なる性質のもの。それを同一視し、「自然な変化」として正当化しようとしている。

「いつの間にか、しなくなってくれたら」(目的の曖昧化・既成事実化)
→ 特定の表現がなくなることを望みつつ、明確な禁止の意図はないように装い、表現規制という批判を回避しようとしている。

「リスナーと運営の線引き」「嫌なら見るな」の問題を曖昧に(論点のずらし)
→ 規制の是非ではなく、個人の受容の問題にすり替えており、「嫌なら見るな」の境界を曖昧にすることで、実際の表現の自由の制約についての議論を回避している。

反論の例
「表現を弾圧したい動機なんてない」とのことですが、意図の有無ではなく、結果として表現が撤去されることが問題なのです。価値観のアップデートを求める過程で、特定の表現が社会的圧力によって排除されるならば、それは実質的な表現規制と変わりません。また、「女性の表現を取り下げる要求をした人はほぼいない」とおっしゃいますが、企業や自治体が炎上を避けるために自己規制を行う事例がある以上、誰が直接要求したかは問題の本質ではありません。結果として、特定の表現が淘汰されているのであれば、規制の圧力が働いていると考えるのが妥当です。

「災害後にアニメの内容が変わるように」と例えていますが、それは災害という緊急事態に対する配慮であり、特定の価値観に基づく表現の制限とは異なります。同列に語るのは適切ではありません。さらに、「いつの間にか、しなくなってくれたら」という表現は、あたかも自然な変化であるかのように見せていますが、実際には一部の声により特定の表現が排除されているならば、それは「自然な変化」ではなく、社会的圧力による排除です。表現の自由は、特定の価値観に基づいて制限されるべきものではありません。もし問題があると考えるならば、対話を通じて改善を促すべきであり、特定の表現を「自然に消えてほしい」という形で排除するのは、健全な議論とは言えません。


Perplexity

詭弁的な要素
二分法の誤り
主張者は「表現規制」と「価値観のアップデート」を二者択一のように提示していますが、これは現実の複雑さを無視した単純化です。

曖昧な言葉遣い
「価値観のアップデート」という表現は具体性に欠け、解釈の余地が大きすぎます。これにより、議論の焦点がぼやけてしまいます。

証拠の選択的提示
「女性の表現を取り下げる要求をしたヒトなんて事実上まったく少ない」という主張は、証拠なしに提示されています。これは確証バイアスの一例かもしれません。

感情的訴え
「自発的に配慮してくれると嬉しい」という表現は、論理的な議論ではなく感情に訴えかけています。

隠れた前提
この主張は、現在の表現が問題であるという前提に立っていますが、その前提自体が議論の対象となり得ます。

反論の例
「あなたの主張には、いくつかの問題点があると思います。まず、表現の自由と社会的配慮のバランスは複雑な問題で、単純に二者択一で語れるものではありません。'価値観のアップデート'という言葉も曖昧で、誰の価値観を、どのようにアップデートするのか具体的ではありません。また、表現への批判や変更要求が少ないという主張は、客観的なデータに基づいているのでしょうか? 実際には、様々な立場から多様な意見が存在し、それらが表現に影響を与えていると考えられます。確かに、社会の変化に応じて表現も変化することはありますが、それは必ずしも一方向的な'アップデート'ではなく、多様な価値観の共存と対話の結果であるべきです。特定の価値観を押し付けるのではなく、オープンな議論を通じて、より豊かな表現の可能性を探ることが重要ではないでしょうか。」
このように、論理的な反論を行うことで、より建設的な議論へと導くことができます。


Claud.ai

詭弁の分析:

二重基準: 「規制を求めていない」と主張しながら、実質的に表現の変更を求めている
・言葉のすり替え: 「規制」を「価値観のアップデート」と言い換えることで、圧力的な要素を隠蔽している
・非実在の敵の作成: 「女性の表現を取り下げる要求をした人は少ない」という主張で、批判を無効化しようとしている
・暗黙の強制: 「自発的に配慮してくれると嬉しい」という表現で、実質的な圧力をかけている

丁寧な返答の例:
「表現の多様性について、とても興味深い視点をお持ちですね。おっしゃる通り、社会の価値観は時代とともに変化していくものだと思います。ただ、少し気になる点があります。確かに直接的な規制は望ましくないというお考えはよく分かります。しかし、「自発的な配慮」や「価値観のアップデート」という形であっても、特定の表現を抑制しようとする動きは、結果として創作の自由を制限することにつながる可能性があるのではないでしょうか。

例えば、災害後のアニメ内容の変更を例に挙げられていますが、これは制作者の自主的な判断というより、社会的圧力による変更という側面もあったかもしれません。
むしろ、多様な価値観や表現が共存できる環境づくりについて、建設的な対話を重ねていくことが重要なのではないでしょうか。表現の制限ではなく、新しい表現の可能性を広げていく方向性について、ご意見をお聞かせいただけますか?」
この返答は、相手の意見を尊重しながらも、問題点を具体的に指摘し、建設的な対話への道筋を示しています。



Grok3

1: この主張がどのように詭弁なのかを指摘する
この主張には、いくつかの論理的な問題や詭弁の要素が見られます。以下に具体的に分析します:
ストローマン(藁人形論法):
「表現を弾圧したい動機なんてない」「『やめて』なんて言ってない」と述べていますが、これは相手が「弾圧」や「禁止」を主張していると仮定し、その誤解を解く形で話を進めています。しかし、実際には相手がそこまで極端な立場を取っていない可能性があります。相手の意見を誇張して反論しやすくしている点で、ストローマンの特徴が見られます。
曖昧さの利用(曖昧な言葉による逃げ):
「価値観のアップデート」という言葉が多用されていますが、それが具体的に何を指すのか、どう実践されるのかが明確ではありません。この曖昧さによって、具体的な反論を困難にしつつ、自分の立場を正当化しています。
事実の矮小化(Cherry-Picking):
「女性の表現を取り下げる要求をしたヒトなんて事実上まったく少ないんじゃないかな」と述べていますが、これは一部の事例を無視または過小評価している可能性があります。クレームや炎上が「少数だけ」と主張することで、問題の規模を小さく見せ、反論の余地を狭めています。
感情への訴え(Appeal to Emotion):
「自発的に配慮してくれると嬉しい」「いつの間にか、しなくなってくれたら」と感情的な願いを強調し、論理的な議論よりも共感や道徳的圧力を相手に押し付けています。これにより、反対意見を述べづらい雰囲気を作り出しています。
責任の転嫁:
「嫌なら見なければいい」と視聴者側に選択の責任を押し付けつつ、「価値観のアップデート」を求めることで、製作側にも暗に変化を強いる矛盾を含んでいます。これにより、どちら側にも責任を負わせず、自分の主張だけが正しいかのように見せています。
これらの要素が組み合わさり、相手が具体的な反論をしようとしても「誤解だ」「そんなつもりはない」と逃げられてしまう、反応に困る構造になっています。
2: 丁寧に反論する(「詭弁だよ」と言わず、相手を怒らせない態度で)
以下のように、相手の意見を尊重しつつ、穏やかに自分の立場を伝える形で反論してみます:
「なるほど、あなたが『表現規制』じゃなくて『価値観のアップデート』を求めている気持ちはよく分かります。自発的に配慮してほしいっていう願いも、すごく丁寧で優しい視点だなって感じました。ただ、少し気になったのは、『価値観のアップデート』って人によってイメージが違ったりするじゃないですか。例えば、どんな表現が古いと感じるか、何が新しいモラルに合うのかって、具体的にどこまでを指してるのかなって思うことがあって。それがはっきりしないと、製作側もどう動けばいいか迷っちゃうかもしれないですよね。
あと、『女性の表現を取り下げる要求が少ない』って言ってたけど、確かに表立って炎上するケースは少ないかもしれないけど、裏でどれくらいの声が上がってるかは見えづらい部分もあるかなって。例えば、SNSとかで静かに拡散してる意見もあるかもしれないし、そういうのが積み重なると、やっぱり製作側にプレッシャーになっちゃうこともあるのかなって思うんです。
それから、『嫌なら見なければいい』っていう線引きもすごく大事だと思うんですけど、視聴者側がそうやって我慢するだけじゃなくて、作り手側と視聴者側がお互いに納得できるバランスってどんな感じなんだろうって考えることもあるかなって。あなたが言うように、自然に変わっていくのが理想なのかもしれないけど、その過程でどうやってみんなの気持ちをすり合わせていくのか、ちょっと興味深いなって思いました。どう思うか聞いてみたいな。」
解説
この反論では、以下のポイントを意識しています:
共感を示す: 相手の意図や気持ちを認め、「優しい視点」「丁寧」とポジティブに受け止める姿勢を見せる。
質問を投げる: 「価値観のアップデートとは具体的に何か」「プレッシャーの実態はどうか」など、曖昧な点を穏やかに掘り下げる。
対話を促す: 「どう思うか聞いてみたいな」と締めくくり、相手に攻撃されたと感じさせず、考えを深めるきっかけを提供する。
論理の穴を指摘するが柔らかく: 直接「それはおかしい」とは言わず、「気になる」「思うんです」と控えめに疑問を提示。
これにより、相手を怒らせず、かつ論理的な対話を続ける土壌を作れるはずです。




ちなみに生成AIにも感想を書いてもらおうとしたのは後からの思いつきです。その前に私が書いていた感想があるので、有料部分に載っけておきます


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