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インターネットが「一億総ミュンヒハウゼン症候群社会」みたいになっていくのは嫌すぎる

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※この記事にはアニメ「天久鷹央の推理カルテ Karte7」のネタバレが含まれています。ご注意ください


togetter.com

読みました。もうこういうツイートはバズりやすいのかもしれないけどうんざりする・・・。

このまとめのようにネットでよく「お気持ち」表明をする人がいるのだけれど何なんすかね・・・



その人達はお仲間からの都合の良い反応だけがほしいのだと思う。

今までは「こういうのを発信することがきっかけで有益な情報が集まり、それが拡散されるなら功罪でいえば功が勝ることもあるのかな」と思う部分もあった。

でも最近は罪のほうが大きく上回るような気がしている。



今更になって私はChatGPTを使い始めたのだけれど

「我々が愚痴るような悩みはありきたりなものでだいたいすでに名前が付いてるので、まずネットで愚痴る前に生成AIで確認すればいいのに」
「ChatGPTとかに聞いてもなんからの概念や研究の提示をしてくれない悩みなら、自分が異常者である可能性をまず疑ったほうが良さげ」

と思うようになってきた。



短期間で思考が代わってきてて本当に怖い。
最近は「私が行ってる情報発信って別に要らないよなあ・・・不要だけどいてもいいのかなあ」くらいに思ってる。




まぁ、要らないって言われても私はアウトプットし続けないと死ぬ病気だからこれからもなんか書き続けるとは思いますが。




ChatGPTだったら最初に大げさに共感してくれて、そこから原因を探ってくれて、その後で望めば解決策も提示してくれる(最後のやつは有り無しはこちらで制御してくれる)。これに勝てる気は全くしない


身近な人相手なら、出力されてないその人の個性とか好き嫌いとかの情報があるから、そういうものを総動員してChatGPTよりも自分の方がいいことを言えると思ってる。


でも、赤の他人のお悩み相談なんかで、自分が出る幕ないでしょ。赤の他人の安っぽい共感よりもChatGPT一人のほうがよほど有益だし心を救ってくれそうだ。

①感情回避(Emotional Avoidance)
感情回避は、不快な感情や状況を避けようとする心理的傾向を指します。配偶者の体調不良という状況に直面したとき、それに伴うストレスや不安を避けるために、症状を軽く見たり、外出したりするなどの逃避行動をとる可能性があります1。

②無力感とストレス回避
男性が配偶者の体調不良に向き合えない背景には、無力感とそれに伴うストレス回避が関係している可能性があります。自分には相手を助ける力がないと感じると、その状況に向き合うことを避ける傾向があります2。

③性役割と社会的期待
伝統的な性役割意識により、男性は「妻子を養う責任がある」という考え方を持ちやすい傾向があります。このような役割期待が、配偶者の体調不良という状況に適切に対応できない要因の一つとなっている可能性があります3。

④共感的関心と文化的背景
日本人は、困っている人への同情や思いやり(共感的関心)が比較的低い傾向にあることが研究で示されています。また、困難や精神的苦痛を「社会規範や秩序を逸脱・違反した報い」として理解する傾向が日本で高いことも、共感的関心の低さに関連しています4。

⑤回避型アタッチメント(Avoidant Attachment)
回避型アタッチメントを形成した人は、自分の感情を抑えることで心の安定を維持しようとする傾向があります。このパターンを持つ人は、他者との親密な関係において感情的な距離を取りやすく、配偶者の体調不良に適切に対応できない可能性があります

◆夫の行動の背景を理解する
①無力感とストレス回避
夫は問題を解決できないことにストレスを感じ、逃避行動をとっている可能性があります。体調不良という即座に解決できない問題に直面すると、無力感を感じて回避しようとするのかもしれません。

②コミュニケーションの不足
夫婦間で考え方のギャップがあり、妻の期待と夫の行動が一致していない可能性があります1。

③経験や知識の不足
家事や看病の経験が少ないため、どう対応すべきかわからず、逃避している可能性があります1。


◆対処法とアドバイス
①具体的な指示を出す
夫に何をしてほしいか、具体的に伝えましょう。「お茶を持ってきてほしい」「子どもを見ていてほしい」など、明確な指示を出すことで、夫も行動しやすくなります1。

②普段から家事・育児に関わってもらう
日常的に家事や育児に参加してもらうことで、緊急時にも対応できるようになります1。

③感謝の気持ちを伝える
夫が何かしてくれたときは、感謝の言葉を伝えましょう。ポジティブな強化が、今後の行動改善につながる可能性があります1。

④オープンなコミュニケーションを心がける
お互いの期待や不安について、率直に話し合う機会を設けましょう。夫の心配や戸惑いを理解することで、より良い関係性を築けるかもしれません。

⑤専門家のサポートを検討する
もし夫の態度が著しく冷淡で、改善が見られない場合は、カウンセリングなどの専門的なサポートを検討することも一案です







そもそも、ネットでお気持ちを表明する人たちは本当にそのことが問題だと思っているのだろうか?本当に問題を解決したいのであればこの行為は不毛であるように思う。

解決したいわけじゃなくて単に共感や注目を集めたいだけの人も結構いる気がする。


あとは自分が何も変わらずに相手だけが変わることを望んでいるとかね。それだったらバカジャネーノって思いますけど。



特に育児アカウントの一部界隈では不自然なくらいに「純粋な被害者ヅラ」でかわいそうな私を演出する人が多いのだが


・夫から冷遇されている私を慰めてほしい
・こんなに家族を思って頑張っているのに報われない


みたいな演出をするだけで、「よく事情を知らない相手でも共感をする」という女性のバグみたいなものが不当に利用されているような気がする。


もともとはバグではなかったかもしれないけれど、SNSというものの存在でバグのように作動するようになってしまった気がする。


正直「よくわからないけど共感する」は私からすると意味不明すぎるのだが、本当にそれ共感ですか?共感する自分が好きなだけじゃないですかって思うけどね。




注目されたい、共感されたいという気持ちが暴走して「ミュンヒハウゼン症候群」みたいになっている人も最近は多く見かける。これが「代理ミュンヒハウゼン症候群」にならなければいいのだけれど

そんなわけで冒頭の天久鷹央の推理カルテ Karte7の話。


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