理想を言えば誰にでも優しくしたい。
だけど、そうすると、必ずと言っていいほど距離感を間違える奴が出てくる。
まるで、こっちが「なんでも許してくれる聖人」であるかのように、甘えたり、踏み込んできたり。
優しさを見せた瞬間、「こいつは舐めていい相手だ」と判断されてしまう。
正直、そこまで接しやすいタイプではないはずなのだが、
特定のタイプの人にどうも「あ、この人、何しても大丈夫そう」と誤解される傾向がある。
なぜかというと基本的には受け身で、どんなボールでもキャッチして投げ返そうとするからなんだろう。
でも、別にこれは優しいとはぜんぜん違う話だ。
身についた習性で、機械的に「マニュアル通りに」応対しているだけだ。
それを自然にやっているように見せるために、どれだけ心の中で神経をすり減らしているかわかってくれ・・・と言いたくなる時がある。